ヤケドの痕

2004年8月5日 日常
昨日の妹彼氏の席で、おっちょこちょいの私は、自分で頼んだビーフシチューの鍋の取っ手でヤケドをした。
ヤケドの大きさ一指し指の第一関節くらい。。。
その時はすぐ治ると思った。
けど、段々ジンジンして痛い。。。

家に帰ってもジンジン痛い。

今日も一日ジンジンして痛い。

会社では1日冷やしてた。
私は真っ白な人間で日焼けすることが大嫌い。
(とか言って2年前は真っ黒だったり。。。)

真っ白な腕に赤い痕・・・。消えないかも。。。ショック。

私は今までヤケドをしたことがない。
こんなに痛かったんだ。

私は妹の事を思い出した。
小さい頃、私はコーヒーをこぼした。
そのコーヒーはそのまま幼い妹の腕に流れた。

妹はすぐに大泣きした。

妹の腕にヤケドの痕を残してしまったのは私なんだ。
今頃になって思い出した。

ふと気になってママに聞いてみた。

「昔の痕は残ってる?」

「うん。うっすらね。」

「そう。」

自分に都合の悪い事はなんとかして記憶から消し去ろうとしていた。

大事な妹でさえ、些細な事で傷つけてしまった。

きっと妹に言えば、さらっと「大丈夫」と言うんだろうな。

そんなことを思い出したとき、1通のメールがきた。

「最近暑いね。俺はバテ気味。そちらはどう???」
この彼は以前合コンをした友達の友達だった。

私は陽ちゃんが気になっている後ろめたさから返事を少し遅らせた。

1時間後

「だね、最近暑いよね、バテ気味というより少しヤケドした。でもだいぶ復活」

すると、メール音と違う音がした。電話だった。

「どうしたの???なんでヤケドしたの?」

昨日の一通りに話をした。

「でもたいしたことないし。みんなに笑われた」

「でも小さくてもヤケドはヤケドだよ。ちゃんと処置しないと」

「でも大丈夫。だよ」

この彼は友達曰く、すごく頭が良くて、中学校から私立に通て、あんなチャラチャラしてるように見えるけど頭の回転はイイんだよ。って前言ってた。。。

「ふーん。そうなんだぁー。。。」ってその時は流してた。

けど、けど。そのことがよーく分かった。

私が大丈夫って言ったあとから彼の話はすごかった。

ヤケドの仕組みとか処置の方法とか別にたいしたことじゃないのかもしれない。(私がバカなだけで)
だけど凄く一生懸命教えてくれた。

なんか久しぶりに「細胞壁」とかって言葉を聞いた。

全部はさすがに頭に入らないから必要最小限は記憶した。

こんな小さなことで大騒ぎする私を少しでも心配してくれる人はこの人しかいないのかも。

少し複雑な気持ちになった。

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