何も出来ない。

2007年4月9日
朝ほとんど寝てない状態で会社に。

今日がお通夜で明日が告別式かもしれないと思い、
会社に着くなり事情を説明。

あとは友達からの連絡を待つだけだった。

仕事中も涙が止まらず状況を察してか誰も何も言わなかった。

もちろん今は会社だって仕事がピークで忙しいのも分かっているけど、

けど自分が穴埋めをすればいいだけだから。
だからなんて思われても構わない。

けど、午後もだいぶ過ぎた為、日程が繰り越されたことを感じる。

案の定、日程が1日ずれた。

悩んだが通常とおり仕事をして歯医者に行った。
今日は無理やり先生が入れてくれたし、
けど、私の様子がおかしいことを指摘され、治療後に

「元気出して、らしくない」と見送られた。

その後、友達宅KAちゃん宅に。

歯医者に行ったのは直帰だと弔問者が多いのでは?と思ったのもある。

友達にも今回のことを連絡したり、なんだかこういう連絡は辛い。。。


少し思い足取りで家に着くと、
目を腫らしたKAちゃんが出迎えてくれた。

こんな時友達として何を言ってあげたらいいのか、
何をしてあげたらいいのか?
結局何も出来ない自分がとても悔しい。

Kさんに対面すると今にも目を覚ましてくれそうだし、
こんな状況になっても目の前のコトが受け入れられない。

号泣してしまった。

落ち着くのもだいぶ時間が掛かった。

それからAちゃんに話を聞いて、1時間半ほどいた。

子供たちはまだ状況が分からず、遊んで遊んで状態なのが切ない。

私は一般常識がナイかもしれないが、
不幸を前提に喪服を買う気になれなかった。

確かに何かあった時にナイのは困るかもしれない。

けど、何かを考えてイイことの為ならいいけど、

こういうのは絶対イヤだった。

だから持っていない。

初めての結婚式でうれしくて前から悩みに悩んで
買った二人の結婚式の時のスーツ。

どんな結婚式の時のドレスよりも思い入れが違う。

10年を今年で迎えるはずだった。

10年経った今でもそのスーツは大切で今でも全然着れる。

なのに、なんで喪服をこのKさんの為に買わなくちゃいけないのか?

絶対イヤだ。

私の無理な足掻きかもしれないけど、、
結局買わず、母のを着ることにした。

KAちゃんに「Kはちぃの結婚式に出席するの楽しみにしてたんだよ。なのにね。」って言われた。

ごめんね。それしか言えなかったよ。

10年何してきたんだろうね。

帰り際、KAちゃんのお母さんに呼び止められて、
「これからも娘を頼みます」と言われた。

私には何が出来るのだろう。。

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